ゲストハウス開業のきかっけ

ゆっくりとゲストハウスを開業したきっかけや想いについて回数を分けてお話したいと思います。今回はよくお客様にも聞かれる開業のきっかけについて。


埼玉出身の店主は中学生くらいの時から仏像や日本の美術に興味がありました。仏像を好きになったきっかけは後日ブログにしようと思います。


大学進学時に折角なら自分の好きな事を学びたいと考え、更に仏像を学ぶなら本物が近くにあったほうがいいということで、奈良の大学に進学しました。大学では仏像を中心に美術史を学び、寺社仏閣を訪れたり、お遍路や山伏修行なども行います。

そこで経験した事は仏像をはじめ、日本の美術はそのモノが本来持っている文脈の上にあると最も美しく、心が動かされるということです。

例えば、仏像は薄暗い堂内で揺らぐ灯明に映し出された姿が最も美しいと感じます。金泥で書かれた絵画や襖絵は薄暗い和室の中で淡い自然光で見た時に心を動かされます。もちろんこれは私の主観であって、ライティングされ、360度どこからでも見られる博物館の方が良いと仰る方もいます。


また吉野で山伏修行をした時、先達をしている山伏さんに「世界遺産はこの道ではない。修行をしているあなたたちです。」という内容の言葉を聞いて感動し、モノの何に価値があるのかを考えるきっかけになりました。
吉野では修行の道や寺社が世界遺産に登録されています。


奈良での生活を通して、美術史や国宝、世界遺産などの概念では説明しきれない深い魅力に気づき、いつからかその魅力をお伝えするお手伝いがしたいと思うようになりました。


大学生活も後半に差し掛かり、自分の一生をかけてする仕事を考えた時に、その気持はより強くなりました。美術史を学んだので、より学問として突き詰めて学芸員になる事や、信仰の道をこころざし、僧になることなども考えました。


そんなときに奈良でも増えてきていたゲストハウスを知り、宿泊することでお客様と店主がコミュニケーションをとることができるゲストハウスに可能性を感じました。そして、仏像や歴史から奈良の魅力を伝える拠点としてゲストハウスの開業を決意します。


大学卒業からゲストハウス開業まで4年以上かかりましたが、開業に至るまでの過程も今後書いていこうと思います。

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